プラネテス
ついにアニメかいなって感じですがやっぱり記録しておきたいなぁと
2003年のアニメですね
1999年から漫画原作が連載されていたようです
16年も前のアニメだけあって若干の古臭さは否定できません
主に脚本、演出、声優あたりに感じます
どうでもいいですが、この頃からOPでは主人公が走ってるんだなぁとしみじみとしました
また、この当時の創作物全般が逃れられないことですが
新世紀エヴァンゲリオンの影響も感じます
(今、思い出しましたがタイトルが「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の回がありましたね)
「考えさせられるアニメ」とどこかに書いてありましたが、別にそこまでじゃありません
テロや国家間の格差、食糧問題などが素材として出てくるだけです
勿論、当時このテーマを取り上げたアニメは少なかったのだと思いますが
今現在まで広げればたとえば「東のエデン」とかも社会問題に切り込んでますしね
なのでやっぱりこのアニメの肝は「人と人との繋がり」や「夢」というところに集約されるのでしょう
このテーマを巡って展開されるドラマが魅力的
ハチマキは自分自身の夢と人と人との繋がり=愛をうまく統合できたということなんでしょう
自身の夢を叶えることが、人との繋がりを作り、保つことであると
自分自身の中で決着したからこそ、ダークサイドに堕ちずに済んだと
そして、その対照をなすのがテロリストの彼ですね
ただ、まぁ少し批判めいたところを言えば
若干キャラクターの内面の変化が唐突かな
ストーリーの都合でキャラクターが踊らされているというか
もっと端的にいえば、「ハチマキお前勝手なことばっか言ってんじゃねぇよ」なわけです
タナベに先生の件で怒ってましたが、あんなの怒るところじゃないですよ
クレアじゃありませんが、ハチマキとか「恵まれてる」んです
愛情深い家庭に育って、就職したらしたで良い上司と師匠に巡り会えて
なんやかんやで職場で二人も女の子捕まえてて…
やる気出すならもっと前に出しててもいいだろうし
なんでこのタイミングで急にこうなった?というのはあるわけです
(ストーリーの中でそのきっかけについては触れられてますけどもね)
ここらへんにエヴァの影響を個人的には感じます
つまり、葛藤させられてるし、そこで過剰に悩まされちゃってる
自分自身と対話させられちゃってる感がある
シンジくらいもとがひねくれてて14歳で環境が過酷で…となると理解できるんですが
ハチマキくらい大人になってて周囲の理解もあって家庭でも平和で…となると
そこでそんなに振り切った行動に出ることに違和感が出てくるわけです